キハ261系気動車投入の布石

 2019.02.17

 JR北海道は2019年度と20年度に観光列車用の車両を投入します。19年度はキハ40形気動車2両を改造した「紫水(しすい)」車両と「山明(さんめい)」車両、20年度は定期列車の代替輸送用をかねたキハ261系5000番台気動車の2編成(5両編成)をそれぞれ投入する計画です。

 観光列車用の特急気動車の新製は、1992年度に投入したノースレインボーエクスプレス車両以来約28年ぶりとなりますが、現行では、ほかに1989~90年度に投入したクリスタルエクスプレス車両しかなく、1988年度に投入したニセコエクスプレス車両は、17年11月にラストランとなりました。

 一般気動車の改造は近年、積極的に行われています。道内4地域に投入する「北海道の恵み」シリーズ車両、道東方面では、「流氷物語」車両、「ルパン三世」「地球探索鉄道花咲線」のラッピング車両が活躍しています。

 キハ261系5000番台は、「はまなす」「ラベンダー」の2編成となっており、観光列車用の特急気動車は4編成に増強されます。しかし投入される20年度に、クリスタル車両は車齢30~31年、ノースレインボー車両は車齢28年となります。ニセコ車両は車齢29年で引退しており、クリスタル車両、ノースレインボー車両についても、老朽取替の時期に近づいています。

 来月のダイヤ改正でキハ281系気動車の一部がキハ261系に置き換わります。キハ281系は車齢25~27年で、振り子気動車も定期運用を縮小する時代となりました。

 また、キハ183系気動車は、昨年7月に0番台が全廃されましたが、国鉄末期からJR北海道発足当初にかけて新製されたN183系、NN183系についても、車齢28~32年となっています。キハ283系気動車は数年かけて増備されたため、車齢18~22年となっていますが、キハ281系の状況を見ると、車齢25年が一区切りとなりそうです。

 キハ183系の完全引退、さらに振り子気動車の老朽取替には、キハ261系の増備が重要となってきます。キハ261系5000番台は、多目的の運用、さらに地方線区の運用が想定されています。現行でキハ261系の投入が行われていない線区でも、キハ261系5000番台が投入される可能性があります。

 キハ261系5000番台の投入は、地方線区のキハ261系1000番台投入の布石となるでしょうか。



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