2017年度お盆期間輸送実績

 2017.08.19

 JR北海道の2017年度お盆期間輸送実績が公表されました。8月10~17日の8日間、主要4線区の輸送実績は合計で26万800人、前年比6%減でした。

 線区別の輸送実績を見ると、新幹線の二桁の減少(前年比16%減)が、主要4線区の合計に響いていました。

 在来線も函館方面(同2%減)、旭川方面(同1%減)が振るわない状況でしたが、前年の台風災害からの反動増となった釧路方面(同6%増)により、在来線の合計は前年比横ばいでした。

 新幹線は今年の大型連休期間でも、二桁の減少(前年比14%減)となっており、開業効果が薄れてきたように思います。在来線時代と比べれば、まだまだ利用客が多くあります。しかしながら、危険なのは利用客が在来線時代に近い状況になることです。

 新幹線の利用状況について調べると、16年度の利用客は約229.2万人、前年比64%増を記録しました。1日平均で約6300人となり、JR北海道が想定する約5000人を上回ります。

 ところが月別の乗車人員を見ると、16年3月末の開業時から上昇していた利用客が同年8月をピークに下降しており、今年3月は在来線時代を下回りました。

 折れ線グラフのたどり方は、1988年前後にあった「青函トンネルブーム」と同じような状況でした。当時も青函トンネル開業年の8月がピークで、冬季が低迷していました。

 1988年の本州方面は年間約300万人の利用客がありましたが、これ以降は徐々に減少し、近年は年間150万人前後で推移していました。

 新幹線は開業2年目に突入し、この好調を長続きさせることが重要となりますが、新幹線の利用客は今年の大型連休、お盆と続けて減少しており、200万人台の維持が焦点となりそうです。

 道南は相変わらず活況でも、道央、道北、道東は開業から1年過ぎても実感がありません。新幹線の開業効果が長続きしなければ、道内各地に効果を波及させることは困難を極めるだけでなく、道南の活況も長続きしないでしょう。

 青函トンネルブームの「二の舞」は避けなければならないと思います。



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Author:dieseltrain


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