ニセコ車両の引退

 2017.09.16

 JR北海道のリゾート気動車、ニセコエクスプレス車両(キハ183系5000番台)が今年11月に引退することになりました。これにあわせて、10月29日と11月3,4日の3日間、「29年間ありがとう!ニセコエクスプレスラストラン」が行われます。

 ニセコ車両のデビューの地、函館本線札幌~蘭越間を特急列車で1往復、間合いで蘭越~倶知安間を快速列車で1往復します。途中停車駅は小樽、余市、倶知安、ニセコ、昆布です。札幌~倶知安間では記念乗車証明書のプレゼントがあります。

 15日の道新によると、ニセコ車両の部品が一点物のため、修繕が困難になったことから、引退が決まったそうです。ニセコ車両の引退は残念ですが、今後の臨時列車の運用に打撃となる可能性もあります。

 ニセコ車両の引退後、リゾート気動車はクリスタル車両、ノースレインボー車両の2編成体制となるほか、キハ183系気動車(0番台)についても、2017年度内の全車引退が決まっています。

 国鉄末期に新製されたキハ183系500番台(N183系)の運用は、今年3月のダイヤ改正で「サロベツ」、「北斗」1往復の老朽取替で大幅に縮小されました。

 改正後も「北斗」の車両変更で時折充当されているほか、N183系が中心となった「オホーツク」「大雪」に400番台が充当されていますが、今年度、車齢31年となるため、限界に近づいているように思います。

 今後は「北斗」に使用するキハ183系550番台(NN183系)の動向が注目されますが、キハ183系全体でも、今年6月に全車、25年以上の経年となりました。

 JR北海道は国鉄型車両の淘汰を進めていますが、リゾート気動車の老朽取替は今のところ計画されていません。

 近年、目立たない存在となっているクリスタル車両について、道が観光列車に活用することを検討しているようです。車両の改良、修繕を道が負担するのか分かりませんが、苗穂で眠っているぐらいなら、もう一花咲かせるというのは賛成です。

 今年度、クリスタル車両は車齢28年、ノースレインボー車両は車齢25年になります。リゾート気動車の運用は今後数年がめどになるでしょう。

 ニセコ車両の引退は、臨時列車に使用できる車両が減少することになります。輸送力強化が優先される函館方面は、キハ283系気動車、キハ261系気動車の運用が可能ですが、地方線区はそういうわけにはいきません。

 当面、クリスタル車両とノースレインボー車両の2枚看板で乗り切り、早期に次世代のリゾート気動車(後継車両)につなげることが重要ではないでしょうか。



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Author:dieseltrain


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