花咲線の取り組み継続

 2018.11.20

 JR北海道釧路支社は、今年6月1日から実施している花咲線(根室本線釧路~根室)の取り組みについて、一部内容を変更して継続します。

 花咲線の見どころを「ゆっくりと」走る取り組みは、今月30日までとなっていますが、実施期間が来年3月末まで延長されます。現行の「別寒辺牛湿原」(厚岸~糸魚沢)、「落石海岸」(別当賀~落石)の取り組みは継続して実施。さらに来月1日から「厚岸湾の大パノラマ」(門静~厚岸)が追加され、3区間では速度を約30km/hに落として走ります。東根室の停車時間拡大については、風雪が強まるため実施されません。

 また、今月1日から運用されている「地球探索鉄道花咲線ラッピングトレイン」(キハ54-521)の運行表がJR北海道のウェブサイトに公開されています。運転日、運用列車番号、始発駅時刻がわかりやすくなっています。

 花咲線は2017年度輸送密度が1日264人となっており、前年度から171人の大幅な減少となりました。この理由は、JR北海道が線区別の収支と利用状況をより実態に近づけるため、「北海道レールパス」等の収入と輸送密度の計上方法を見直したためです。

 「普通列車を観光列車にする」取り組みは今年始まりました。すぐに結果が出るとは思いません。19年度から始まる「集中改革期間」においても、花咲線の取り組みが継続されると思われますが、やはり、心配されるのは輸送密度です。

 花咲線は1日500人未満となった1998年度以降、増減を繰り返しながら、1日400人台を維持していました。11年度に過去最低の1日391人となりましたが、翌年から1日400人台に回復しました。しかし17年度輸送密度は、過去最低の記録を更新し、営業係数も16年度から悪化しました。

 花咲線は16年3月のダイヤ改正において、普通列車8本が減便されました。これは花咲線の約3分の1に相当する運転本数でした。そのような状況でも、16年度輸送密度は1日435人で、15年度から14人の減少にとどまりました。ところが実際は、減便の影響を受けていた可能性が高く、結果的に171人減という数字になってしまったのかもしれません。

 花咲線の輸送密度の推移、さらに16年3月の減便を考えれば、1日400人台の回復は大変厳しい道ではないでしょうか。




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