ディーゼル機関車の老朽取替

 2017.06.21

 JR貨物は非電化線区、構内入換用のDE10形ディーゼル機関車の老朽取替を行うため、新型の「DD200形ディーゼル機関車」1両を製作します。

 道内では2014年度に札幌貨物ターミナル駅の入換機関車がHD300形ハイブリッド機関車に置き換わりました。道内の貨物列車けん引はDF200形ディーゼル機関車が中心となっており、国鉄型機関車の運用は少なくなりました。

 JR北海道はDE10やDE15形ディーゼル機関車が入換作業に使用されているほか、「ノロッコ号」やSL列車の補助機関車にも使用されています。

 -機関車の老朽取替-

 昨年2月末でJR北海道の「流氷ノロッコ号」がけん引機関車の老朽化に伴い廃止されました。

 JR北海道は観光列車用の機関車の老朽化や、除雪用機関車の確保が課題になっており、JR北海道の運転所、工場構内で使用する入換機関車についても老朽化が進んでいます。

 DD200は旅客列車の運用を想定していないと思われますが、DD51形ディーゼル機関車は、貨物列車だけでなく旅客列車のけん引でも活躍しました。DD51の後継機関車であるDF200についても、昨年6月から今年2月まで「カシオペア」でけん引実績があります。

 DD200はDE10に相当する性能を保有し、地方線区の入線が可能となっており、「ノロッコ号」やSL列車を運転する富良野線、釧網本線にも入線できます。けん引機関車の老朽化問題を解決する上でも、DD200は十分期待できる機関車です。

 今後、道内でも走れるDD200が開発された場合、JR北海道の機関車の老朽取替に影響を与える可能性もあります。

 -安全対策の強化-

 JR北海道が17年度に新製した高速軌道検測車「マヤ35形」は最高速度110km/hの走行が可能です。ところが、JR北海道には110km/hで走行できる機関車がありません。現行の「マヤ34形」の機関車けん引は85km/h、キハ40形気動車のけん引は95km/hとなっています。

 今月上旬にマヤ35がキハ150形気動車のけん引で苗穂運転所構内に停車していたところを目撃しましたが、キハ150のけん引であれば、110km/hの走行が可能です。

 しかし、現行の機関車のけん引となれば、最高速度がキハ40を下回るので、これをDD200のけん引に置き換えれば、高速走行の検測が可能となり、安全対策の強化につながる可能性があります。

 DD200のデザインはDD51のような雰囲気があります。国鉄型車両のファンとしてはぜひ、現車を見たいものですが、道内の走行は実現するでしょうか。今後の動向が注目されます。



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Author:dieseltrain


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