札沼線を去ったキハ141系

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 2012年6月1日、札沼線桑園~北海道医療大学駅間が第一次電化開業し、普通列車のおよそ70%が電車に置き換えられ、気動車はキハ201系の運用を残して大半が電車化されました。

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 太平駅

 キハ141系気動車など2ドア車は、ダイヤ改正前の82本から13本に激減し、当時の運用は朝ラッシュが中心となりましたが、夕方の札幌~あいの里公園間の1往復運転が残りました。

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 苗穂運転所

 苗穂運転所では、余剰となったキハ141系やキハ40形が、数多く留置される光景がありました。近い将来、老朽気動車の大量余剰、廃車という道は予測できましたが、厳しい現実です。

 -ワンマン運転用の改造-

 札沼線で使用されていたキハ141系気動車は、大半が30年以上の経年となっていました。

 このような状態ですが、ある時期に、キハ143形の一部で、車体側面に方向幕の取り付け、車体後部に転落防止幌の設置といった車両改造が実施されました。

 JR北海道は、一般気動車のワンマン運転を行っていますが、函館本線小樽~滝川間、札沼線札幌~石狩当別間及び北海道医療大学駅直通列車では、一般気動車でも車掌が乗務しています。ワンマン運転の実績が全くないキハ141系に、ワンマン運転改造が行われたことで、車両運用の選択肢を広げました。

 キハ143形は従来、中間付随車のキサハ144形を入れた3両編成を組むことが多くありましたが、ワンマン改造された編成では、キサハ144形を外した2両1ユニットで使用されるようになりました。

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 札沼線篠路~百合が原間
 2012.04.21

 2012年10月27日ダイヤ改正から、室蘭本線の711系電車が全列車ワンマン気動車化されました。これに伴って、千歳線の711系運用も終了し、千歳線で一般気動車の定期運用が復活しました。

 運転初日は、キハ143形気動車のキハ143-156・157の2両編成が使用されました。千歳線新札幌駅では、電車から気動車に変わったことによる乗客の混乱もなく定刻通り出発しました。千歳線では車掌が乗務しました。

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 2012.10.27
 千歳線新札幌駅

 今年10月のダイヤ改正で、札沼線の完全電車化が行われ、札沼線で使用していた一般気動車の大半が余剰車となり、苗穂工場に留置されました。

 余剰車のうちキハ141系の一部は、JR東日本が購入することになり、今改正では、室蘭本線の711系が撤退し、キハ143形が使用されています。

 今夏の苗穂運転所では、キハ141系など余剰車の大量留置を目の当たりにしましたが、苗穂工場の気動車群を見ても、やはりさみしいものはありました。

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 2012.11.05

 <海外譲渡のため移動した事例>
 先月14日、札沼線電化で余剰となった気動車5両が苗穂駅を出発し、札幌貨物ターミナル駅に移動しました。その後、海外譲渡のため、室蘭市の陣屋町駅に移動しました。

 当時の編成は、牽引機関車のDF200-114を先頭に、キハ48-1331、キハ141-2、キハ142-2、キハ141-3、キハ142-3でした。

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 2012.11.14

 <東日本旅客鉄道への譲渡の事例>
 今年7月末、苗穂運転所でキハ141系気動車4両の留置を確認し、当時、キハ142-201とキサハ144-104しか分かりませんでしたが、その後、残り2両は101と103だったことが分かりました。キサハ144-104は、車体側面の塗装がはがれるなど、劣化していました。

 9月になり、JR東日本が2013年度冬以降に自社線で蒸気機関車を運行することになり、JR北海道からキハ141系を購入することになりました。

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 2012.11.25

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 札沼線電化前の太平駅にて




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