留萌~増毛間、約2か月ぶりに運転再開

 2015.04.28

 気温上昇による災害発生のおそれがあるため、2月23日から終日運休が続いていた留萌本線留萌~増毛間は、安全の確認ができたことから、約2か月ぶりとなる4月29日の始発列車から運転を再開します。

 3月25日から一部列車に対するタクシー代行が実施されてきましたが、運転再開に伴い4月28日で終了し、災害の懸念がある箇所では、引き続き列車の徐行運転が行われます。

 -地方ローカル線の衰退-

 留萌~増毛間の運転再開は、まず、雪解けが前提条件ということで、降雪地域の鉄道としては、異例とも言えるプロセスを踏みました。

 当該区間では以前から、キハ54形気動車の脱線事故が発生するなど、冬季や大雨の際に災害のおそれがある区間となっていますが、JR北海道は現状で、地方ローカル線への設備投資を予定していないため、防災、安全対策が先送りされています。

 JRは安全最優先の考え方として、乗客の安全が確保できない場合、基本的に列車を走らせていませんが、約2か月も終日運休が続くというのは、公共交通機関としてはどうなのかという疑問は残ります。

 利用客の減少が続く地方ローカル線ですが、今後、雪解け時期の運休が常態化することは、さらなる利用客の減少につながりかねず、地方ローカル線の衰退に拍車をかけるおそれもあります。

 そういう懸念を払拭するためにも、地域の足となっている地方ローカル線の維持は、鉄道事業者へ一任するのでなく、いわゆる「上下分離方式」の導入など、官民一体となって取り組む必要があるのではないでしょうか。




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Author:dieseltrain


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