北海道新幹線開業1年

 2017.03.29

 27日、北海道新幹線開業後1年間の利用状況が公表されました。期間中は約229.2万人が利用し、1日平均約6300人、前年比64%増となりました。

 在来線時代の本州方面(中小国~木古内)は近年、140万人台の利用となっていたので、北海道新幹線の1年目は成功を収めたといえます。

 各社の報道によると、北海道新幹線は夏期の利用が多く、冬期の利用が少ない傾向にあるようです。これは、観光利用が多く、ビジネス利用が少ないことが背景にあります。

 今年1月にはNHKなどの調査で、新幹線利用客の約60%が観光利用で、ビジネス利用は約20%にとどまったことが明らかになりました。

 北海道新幹線の利用促進には、出張などが見込めるビジネス利用の底上げが課題となっています。

 -青函トンネルブーム-

 新幹線開業1周年ということで、道内では新幹線の報道も多くありましたが、最近の新幹線の報道を見ると、「ブーム」という言葉を見るようになりました。昨年はあまり見かけなかった「ブーム」という言葉がなぜ目立つようになったのでしょうか。

 道内の鉄道の「ブーム」といえば、29年前にも同じ現象がありました。1988年3月の青函トンネル開業です。当時はいわゆる「青函トンネルブーム」となっており、青函連絡船の廃止と合わせて、青函エリアは賑わいを見せました。

 調べてみると、当時の本州方面は年間約300万人の利用がありましたが、利用状況は北海道新幹線と同様に夏期が高く、冬期が低い傾向にありました。ピークは1988年8月となっており、そこから本州方面の利用は徐々に低迷し、近年はピーク時の半分以下となっていました。

 年間約230万人という数字は1990年代の水準にありますが、急激に増えた利用客の反動も気になります。

 やはり、共用区間のスピードアップ、新幹線の増発、停車拡大などの課題を解決しなければ、青函トンネルブームの「二の舞」は避けられません。

 また、新幹線の経済効果は「函館(道南)一極集中」となっているため、今後は道央、道北、道東にも拡大することが北海道新幹線の力となるはずです。



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