函館方面の減車

 2017.08.25

 先日のお盆期間に函館方面で「北斗」が2往復増発されました。このうち「北斗88・95号」は、2017年度末までに引退するキハ183系気動車(0番台)の4両編成で運転され、期間中は駅や沿線などで賑わいを見せました。

 キハ183系0番台の先頭車2両はスラントノーズで、大きくデザインされた「HOKUTO」のヘッドマークが目立ちました。残念ながら乗車チャンスがありませんでしたが、名車の姿はいつまでも記憶に残るはずです。

 函館方面にスラントノーズ車両が充当されることは珍しいですが、今回は運用上の都合であっても、引退が近づくキハ183系0番台の「さようなら運転」の意味もあったのではないでしょうか。

 感慨ひとしおの一方、気になったのは増発した「北斗」2往復の減車でした。「北斗88・95号」とともに、キハ283系気動車を使用した「北斗84・91号」についても4両編成で運転されており、新幹線連絡を重視する線区としては、少々物足りない編成でした。

 これまでの臨時「北斗」は5両編成の運用が多くありました。今年の大型連休期間も、ノースレインボー車両や「旭山動物園号」の編成が大活躍しており、利用が多いお盆期間の減車は、明らかに不自然でした。

 ひとつ考えられるのは、新幹線の勢いが昨年に比べて落ちてきた点です。開業2年目以降、新幹線は前年を下回る状況にあるようです。大型連休、夏期の輸送人員についても、それぞれ二桁減の厳しい結果となりました。

 今年3月のダイヤ改正では、キハ261系気動車を使用する「スーパー北斗」が、編成両数を基本8両から7両に減車しており、昨年3月改正から、わずか1年で輸送力を見直しました。昨年は多く見られた「スーパー北斗」の10両編成も、最近はそれほど見かけなくなりました。

 また、臨時列車に使用できる特急気動車が減ってきており、今年度、リゾート気動車を含めたキハ183系全体が、25年以上の経年となります。今後、キハ183系頼みというのは、ますます難しくなるはずです。

 新幹線の勢い低下や特急気動車の減少が、函館方面の輸送力に微妙な影を落としています。



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