北斗星、カシオペア、存続に正念場

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 先週の月曜日、寝台特急「北斗星」「カシオペア」が走行する沿線自治体(北海道、青森県、岩手県)が、JR北海道に対し、寝台特急列車の運行継続を要望しました。

 北海道新幹線の開業による存廃問題が浮上している「北斗星」「カシオペア」は、江差線経営分離後の第三セクター鉄道の収入源として期待されています。

 この寝台特急が廃止された場合、江差線の三セクだけではなく、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道の経営にも打撃を与えることになり、沿線自治体では危機感をつのらせているようです。

 -寝台特急存続に正念場-

 寝台特急の廃止が取り沙汰されているのは、使用する客車の老朽化や、共用区間の電圧が交流20000Vから同25000Vに昇圧し、現行の電気機関車が走行できないためとされています。

 需要があるのなら客車を新製し、共用区間を走行できる電気機関車を導入すれば解決できる問題ですが、この段階でも具体的な計画が出ていないのは、寝台特急に設備投資をしても、割に合わないということではないか。

 しかも、新幹線に観光客やビジネス客を呼び込むこと自体、寝台特急の存在価値を低下させるものであり、新幹線と寝台特急の共存は、非常に難しいものがあります。

 来春で「トワイライトエクスプレス」が運行を終了します。その理由は、客車の老朽化にありますが、同時期に北陸新幹線金沢開業が予定されており、こうした背景も、微妙に影を落としています。

 -通行収入目当ての存続-

 大体、利用客が割高な三セク通過運賃を支払っているから、通行収入を当てにできるのであって、新幹線開業後に三セク区間が延長する「北斗星」「カシオペア」は、現行よりもさらに、値上がりすることが確実です。

 そうなれば、観光客やビジネス客が利用するでしょうか。老朽化した客車で、時間がかかる一方、運賃が高い。これではメリットが全くありません。

 「北斗星」の廃止は、すなわち、ブルートレインの全廃を意味するもので、存続要請は当然です。しかし、寝台特急を通行収入目当ての道具としか見ていないことに問題があるのです。




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