在来線特急列車の5倍に当たる新幹線停車を要請した自治体

 2015.04.16

 現行の特急列車が1日2往復停車する駅で、新幹線を1日10往復以上停車するように要請した自治体があります。

 津軽海峡線を走行する特急列車は、現行で1日10往復(定期列車)となっていますが、少なくとも、北海道新幹線は在来線を上回る運転本数が見込まれています。

 この要請が実現した場合、奥津軽いまべつ駅には新幹線全停車に近い状態となり、在来線に比べて利便性が格段に向上します。

 しかしながら、在来線の特急が1日10往復運転される路線で、そのうち2往復しか停車しない駅が、新幹線開業後に在来線の5倍以上停車することが、果たしてありうるのでしょうか。

 この記事を見て、目を疑いました。上下「計」10本以上ではなく、上下「各」10本以上の停車を要請しているのです。

 実際に、新幹線の停車本数が在来線特急の時代より増加した駅があるようですが、津軽今別駅の利用状況を考えると、新幹線全停車に近い停車本数というのは、実現する可能性は低いと思います。

 新幹線開業後も、共用区間の最高速度が140km/hとなるため、全体的に所要時分が遅くなることが見込まれています。

 所要時分増加の要因となる停車拡大は、必要な場合にのみ実施するべきであり、全ての要望に応じてしまうと、新幹線の速達効果が失われるおそれがあります。

 地域の活性化は必要不可欠ですが、まずは、利用客の需要にこたえることが重要ではないでしょうか。




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Author:dieseltrain


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