大型連休期間の輸送実績、函館方面5%増

 2015.05.08

 JR北海道は、大型連休期間の輸送実績を公表し、主要4線区の都市間輸送実績は31万300人と、前年同日比横ばいとなりました。

 線区別では、函館方面が前年比5%増、旭川方面が同2%増、釧路方面が前年比横ばいとなった一方、「カシオペア」「北斗星」「はまなす」の計画運休が実施された本州方面は前年比7%減となりました。

 また、札幌駅利用実績は199万6100人と、前年比横ばいとなり、新千歳空港駅利用実績は35万1100人と、同6%増となりました。

 -キハ183系400番台の復帰-

 前年の函館方面は、「北斗」4往復が運休していたため、リゾート気動車やキハ283系気動車を投入したほか、キハ183系気動車の予備車両をフル稼働させていましたが、今年は定期列車が所定の9往復となったことで、期間中の臨時列車は「北斗85・92号」の1往復にとどまりました。

 「北斗85・92号」は5連休となった5月2~6日に運転されましたが、この列車に使用したのはキハ183系400番台の中間車(404,405,406)と、キハ183系200番台(208,218)の混成でした。

 400番台は、2013年7月に発生した「北斗14号」エンジントラブルの際、同型エンジン搭載車両として使用停止の措置が取られていました。

 その後、「北斗」「サロベツ」に使用するキハ183系は復帰したのですが、400番台の復帰は行われず、函館方面の「北斗」増発は、キハ283系を使用していました。400番台は先月、函館~札幌間を試運転しており、復帰に向けた動きであったのかもしれません。

 400番台が復帰したことで、修学旅行シーズンの団体列車に充当することが可能となり、函館方面の混雑緩和につながる期待があります。

 さらに多客期の列車増発にも望みがあります。函館方面は前年比5%増となりましたが、時間帯問わず指定席が埋っていたもようで、依然として、函館方面の輸送力に課題を残しました。

 このため、多客期を中心とした列車増発のほか、利用客が増加する週末や連休の列車増発ということも、必要となるのではないでしょうか。

 -6年前と比較-

 15年の大型連休期間と同じ4月24日~5月6日(13日間)だった09年と比較すると、主要4線区の都市間輸送実績は37万2700人でした。6年間で約6万人も減少しており、1年間に1万人のペースで減っています。

 一方、新千歳空港駅利用実績は27万7600人で、空港利用客は6年間で7万人以上増加しました。都市間輸送とは対照的です。

 高速延伸や減速減便等が影響し、都市間輸送は減少傾向にありますが、現行の輸送力で新幹線に対応することは大変困難であり、函館方面の輸送力については、以前の1日11往復に回復させることが重要となりそうです。




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Author:dieseltrain


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