789系の車両トラブル、主変換装置の誤作動が原因

 2015.06.10

 今年4月に津軽海峡線青函トンネル内で発生した特急「スーパー白鳥34号」(789系電車)のトラブルについて、JR北海道が原因を公表しました。

 <原因>
 パルスセンサが故障していないにも係わらず、主変換装置がパルスセンサを故障と判断したため、基準より大きい電流がモータに流れた。

 さらに、過電流の際に主変換装置の保護動作が常時作用しない状態であったため、モータに大きな電流が流れ続けた。そして、モータが発熱し、モーターを冷却する排気が高温となり、モータ配線等を焦損、溶損させた。

 主変換装置の誤作動については、車両機器を扱う訓練時に、前進指令スイッチを復帰した時期が不明確であったため、主変換装置が進む方向が違うと認識し、全てのパルスセンサを故障と判断した。

 <対策>
 JRは今月末までに、同一システムの主変換装置を搭載した青函用789系(8両)、785系電車(6両)を対象に、誤作動を防止するシステム変更を終了する予定です。

 システム変更までの間、主変換装置軽故障が発生した場合、運転士は速やかに停止し、主変換装置の電源を「切」とします。対象は青函用789系(8両)、785系2編成(6両)です。

 <青函トンネル内の避難誘導>
 来春、北海道新幹線開業が予定されていますが、今回の事象は青函トンネル内における避難誘導に課題を残しました。避難完了までに5時間以上を要していて、長大編成の新幹線では、さらに時間を要することも考えられます。

 JRは、青函トンネルマニュアルの改訂や新幹線用マニュアルの再精査、迅速な救援列車・救援要員の手配等を検討する方向です。




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Author:dieseltrain


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