HET183を受け継ぐHET261

 2015.06.14

 先月末、キハ261系気動車の増備車8両が札幌運転所に到着しましたが、先頭車側面の意匠が「Tilt 261」から「HET 261」に変更となり、注目を集めています。

 JR北海道は安全最優先の鉄道事業者となるため、昨年8月のダイヤ改正で、キハ261系(41両)の車体傾斜装置の使用を取りやめました。

 また、特急列車の減速運転がスタートして間もない2013年12月上旬には、JRが15年度以降に新製するキハ261系(28両)について、「車体傾斜装置 取りやめ検討」の報道がありました。

 -HETを受け継ぐ意味-

 「HET」は現在、キハ183系が使用している車両愛称で、「Hokkaido Express Train」の頭文字をあわせたものですが、この「HET」をキハ261系が受け継ぐことになり、キハ183系の後継車両という意味合いが強くなりました。

 キハ261系は高速化を推進しながら、車両新製コストの抑制を目的としていたこともあり、デビュー当初から「偽振り子」や「スーパーおおぞらのサブ」というイメージがありました。

 しかし、JRによる一連の問題があってからは、キハ261系が道内の特急気動車で最も信頼が置ける存在となり、キハ183系の考え方を継承する車両として、特急気動車のスタンダードに成長しました。

 一方、次世代の特急気動車となるはずだったキハ285系気動車は、現在も苗穂工場で放置されていて、将来的には100両以上製造される計画であったというのは、今でも信じられないものです。

 -今後の注目点-

 ・車体傾斜装置の搭載車と非搭載車の混結があるのか
 ・装置搭載車と非搭載車が通し番号となっているが、仕様の違いによって車両運用を固定するのか
 ・次の増備車も装置を省略するのか

 ・特急「オホーツク」の車両取替えの可能性(他線区からの転配)
 ・特急「北斗」「サロベツ」で使用するN183系の動向
 ・道東方面の輸送力見直しの可能性(車両の他線区転用)

P91190532.jpg
 苗穂工場で留置中のキハ261-1205
 2015.06.12




広告


広告

広告

プロフィール

Author:dieseltrain


-

-