白滝シリーズ消滅へ

 2015.07.24

 JR北海道が来年3月のダイヤ改正で、石北本線の上白滝駅、旧白滝駅、下白滝駅を廃止する意向であることが明らかになりました。

 奥白滝信号場(2001年まで駅)から下白滝までは、通称「白滝シリーズ」としてファンに親しまれてきましたが、当該3駅が廃止された場合、特急「オホーツク」が停車する白滝駅以外は、時刻表から消滅することになります。

 上白滝と旧白滝は棒線ですが、下白滝は列車交換が可能となっています。「白滝シリーズ」の奥白滝は、01年に信号場に格下げされましたが、下白滝の交換設備の撤去などについては不明です。

 今月17日、同線の金華駅廃止が明らかになりましたが、将来の石北本線沿線の空洞化が懸念されます。

 -いつかは特急停車駅だけになる-

 上白滝、旧白滝、下白滝が廃止されると、上川~遠軽間(75.9km)には白滝、丸瀬布、瀬戸瀬を含めて5駅しかなく、このうち瀬戸瀬以外は特急停車駅です。

 現行の最大駅間は上川~上白滝間(34km)ですが、この駅間は、札幌~小樽間(函館本線)に駅が1箇所もないと同じことで、いかに長距離であるかということを表しています。

 その最大駅間は、来年3月以降は上川~白滝間(37.3km)となり、次に白滝~丸瀬布間(19.7km)となります。また、金華の廃止で生田原~西留辺蘂間(18.5km)が3番目の長大駅間となり、峠越えの区間で駅間が長くなる傾向にあります。

 石北本線の衰退に歯止めをかけなければ、いつかは、特急停車駅だけになってしまうという懸念もあります。

 -なぜ石北本線ばかりなのか-

 駅廃止の報道は、なぜか石北本線ばかりです。以前は「たまねぎ列車」の存廃問題が浮上した石北本線ですが、今度は駅廃止の問題が浮上しています。

 廃止が決定的だった「たまねぎ列車」を存続させたのは、貨物列車の全廃が石北本線の廃止にもつながりかねないという懸念からでした。しかし、貨物列車を維持しても、駅廃止などの見直しが行われた場合、線区の衰退は加速する一方です。

 特急がある限りはしばらく問題ないだろうという考えもあります。ただ、特急の運転本数が維持されるとは限りません。JRはローカル線の見直しに言及しており、特急が走行する線区であっても、見直しの対象となる可能性はあります。




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Author:dieseltrain


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