「スーパーとかち」、なぜ車両変更

 2015.09.17

 JR北海道は、車両運用上の都合で9月9~16日の8日間、特急「スーパーとかち」の車両変更を実施しました。

 期間中は、従来のキハ261系1000番台特急気動車(5両編成)から、キハ283系特急気動車(6両編成)に車両変更し、運転時刻も変更されました。

 -なぜ車両変更-

 「スーパーとかち」は1日5往復運転していますが、車両運用は1日3編成必要です。キハ261系1000番台の保有車両数は現時点で35両存在し、基本5両編成を5本組成可能です。

 例えば1編成が定期検査等で使用できなくても、残り1編成の予備があるのだから、本来であれば、車両変更をする必要はありません。では、なぜ車両変更を実施する必要があったのでしょうか。

 2つの可能性を指摘したいと思います。ひとつは、エクステリアデザインの変更に着手している可能性です。キハ261系は電車のような考え方で運用されており、従来の特急気動車に見られた先頭車に限定した増備というのはありません。このため、片方のユニットが使用できなくなると、1編成が使用不能となってしまいます。

 もうひとつは、今回増備した「HET261」の車両は、極力使用しない方針であるという可能性です。キハ261系1000番台は、「スーパーとかち」の単独運用となっていますが、「HET261」は石勝線の輸送力増強で増備されたわけではありません。営業運転を開始した「HET261」は、他線区への投入を前提とした「地ならし」であると思われます。

 例えば「HET261」の編成が予備車として扱われた場合、増備車を投入する前の4編成27両で運用することになります。その際、1編成が定期検査等で使用できない場合、キハ261系以外の特急気動車に車両変更する必要があります。

 <変更日と変更列車>

  9日「スーパーとかち7号」
 10日「スーパーとかち2・3・8・9号」
 11日「スーパーとかち4・5・10号」
 12日「スーパーとかち1・6・7号」
 13日「スーパーとかち2・3・8・9号」
 14日「スーパーとかち4・5・10号」
 15日「スーパーとかち1・6・7号」
 16日「スーパーとかち2・3・8号」

 <車両変更>
 ←帯広 増① キハ283 指 ① キロ282 G ② キハ282 指 ③ キハ282 指 ④ キハ282 指 ⑤ キハ283 自

 キハ261系は1号車がグリーン車ですが、キハ283系は中間車であるため、先頭車の増1号車を連結し、2両目に1号車のグリーン車、3両目は2号車の車椅子対応車両で、4~6両目の3~5号車は普通車でした。このような編成は、キハ283系の単独運用があった2000年代前半ごろの「スーパーとかち」で見られました。

 今回、車両変更にあわせた時刻変更も行われましたが、使用車両の曲線通過性能が向上しているにもかかわらず、所定ダイヤを踏襲しないのは異例です。キハ283系が最高速度110km/hで走行していた可能性があります。

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 2015.09.16




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Author:dieseltrain


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