道内の普通列車減便、不採算線区がターゲット

 2015.10.08

 先月末、札沼線の減便が報道されましたが、これに続いて、先日、釧網本線の減便が報道されました。釧網本線では来年3月に現行の27本から6本減便する計画です。

 <各線区平均15%削減>

 JR北海道は「選択と集中」に基づいて、来年3月のダイヤ改正で道内地方線区の普通気動車列車を現行から15%程度削減する方針です。気動車で運転する普通列車は現行で548本設定されていますが、このうち約80本を削減する計画です。これは、利用客の減少に加えて、キハ40形気動車の老朽化が要因です。

 気動車列車は「各線区平均で15%見直し」となっていますが、報道では札沼線は15本のうち4本(約27%)、釧網本線は27本のうち6本(約22%)となっており、平均を上回っています。

 札沼線や釧網本線は2014年度輸送密度が1日500人未満となっています。気動車列車削減の中心は、不採算線区がターゲットになることは避けられないようです。しかし、駅の無人化や廃止は、奈井江、鷲別、小幌など利用客が多い道央圏でも対象となっています。必ずしも、地方線区狙い撃ちとは言えません。

 <宗谷北線、夕張支線も見直しの可能性>

 札沼線や釧網本線の減便は計画の一部に過ぎません。残り70本程度を他線区に振り分けることになります。今回の見直しは、輸送密度が1日500人未満の線区がキーワードになっている可能性があります。

 14年度輸送密度で1日500人未満の線区のうち、前期比で増減なしの札沼線北海道医療大学以北と、前期比で増加した石勝線夕張支線と根室本線(花咲線)以外は、全て前期比で減少しており、とりわけ留萌本線、日高本線、宗谷本線名寄以北、釧網本線は5%程度の減少となっています。

 この状況を考えると、通称宗谷北線や夕張支線、根室本線(滝川~新得)も見直しの対象となる可能性があります。宗谷北線(1日20本)、夕張支線(1日18本)、滝川~新得(1日24本)は少なくとも2~4本の減便が考えられます。




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Author:dieseltrain


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