夕鉄バスの減便

 2016.03.18

 来月1日、夕鉄バス(夕張鉄道)のダイヤ改正が実施されます。今改正では、バス利用客の減少等を理由に、地元の夕張地区及び江別地区で減便が予定されており、主力の札幌急行線も1日1往復減便されます。また、全ての土曜日を日祝ダイヤとして運行します。

 夕鉄バスの改正はおおむね、年1回程度実施されていますが、直近の改正は昨年10月1日に実施しており、半年で改正を実施するのは異例です。札幌圏のバス事業者は例年、4月(夏ダイヤ)と12月(冬ダイヤ)の2回、ダイヤ改正を実施しています。

 夕鉄バス本社が所在する夕張市は現在、財政健全化に取り組んでいますが、少子高齢化などによる人口減少が進んでいます。それに合わせて路線バスや鉄道の減便が相次いでおり、JR北海道も26日のダイヤ改正で、石勝線普通列車を8本減便し、十三里駅を廃止します。これに先駆けて、昨秋には清水沢駅が無人化されており、沿線の衰退に拍車がかかる懸念もあります。

 夕鉄バスはかつて多くの便が札幌大通まで乗り入れていましたが、現在はあけぼの団地~札幌大通の1日1往復まで削減されており、長年、夕張~札幌大通で運行していた札幌急行線も、2009年10月1日以降は夕張~新さっぽろ駅前に短縮されました。今改正では平日に札幌大通を着発する便が消滅し、札幌都心方面の路線はまさに風前の灯火です。

 夕鉄バスは特に江別市内で他社と競合状態にあり、札幌都心方面も国道12号線のほぼ全区間で他社と競合しています。夕鉄バスが大都市圏で路線の免許を保有していても、多くの区間で他社と競合状態にあっては、増収というのは厳しいものがあります。一方で競合する他社についても、同じく郊外路線を中心に利用客の減少に苦しんでおり、来月1日の夏ダイヤ改正に合わせた減便や再編、廃止ということも取りざたされています。

 夕鉄バスは沿線の人口減少や他社との競合で厳しい状況にありますが、夕鉄バスがなくなれば夕張は本当に衰退してしまいます。夕張の活性化のために、少しずつでも立て直してほしいものです。

P991040025.jpg
 札幌大通(西3丁目)で出発を待つ夕張行き最終の札幌急行便
 2009.05.04

 この撮影から約5か月後の09年10月1日改正より、札幌急行便は新さっぽろ駅前発着に短縮され、その後、札幌急行便が札幌大通を発着することはありませんでした。



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