都市間輸送体系の見直し

 2016.04.06

 JR北海道は2016年度事業計画を公表しました。16年度は安全関連に15年度と同規模の241億円を投入し、「安全投資と修繕に関する5年間の計画」を推進します。

 16年度の設備投資は新幹線の設備投資が一段落し、安全対策が中心となっています。車両関係では16年度と17年度の2年間でキハ183系気動車(0番台)の老朽取替を実施するため、キハ261系気動車の新製が昨年度に引き続き行われます。また、キハ40形気動車の老朽化に伴う新型一般気動車の設計、製作がスタートします。

 16年度は昨年度に引き続き、利用客の少ない地方線区を中心に見直しが進められますが、「都市間輸送体系の見直し」の文言が追加されました。これは輸送密度が低い線区を走行する特急列車が対象となる可能性が高く、以前から特急「オホーツク」「サロベツ」の減便、廃止が取りざたされています。

 現行の「オホーツク」「サロベツ」は線区の事情に合わせて編成が組まれており、「オホーツク」の場合はグリーン席と普通席の合造車(キロハ182)を連結し、「サロベツ」はグリーン車を連結しない代わりに指定席のシートピッチを拡大しています。基本編成も「オホーツク」は4両、「サロベツ」は3両となっており、道内の都市間特急列車では短編成になります。

 NN183系やキハ261系の車内設備では、「オホーツク」「サロベツ」では輸送力過剰となってしまいますが、運転本数の見直しやそれに伴う編成両数の増強などがあれば、「オホーツク」「サロベツ」にNN183系やキハ261系の投入が可能になるという見方もできます。

 「オホーツク」「サロベツ」が見直しの対象になる可能性の根拠に、走行線区の輸送密度があります。14年度の輸送密度は石北本線上川~網走間が1日1051人、宗谷本線名寄~稚内間が1日405人しかありませんでした。石北本線、宗谷本線ともに採算ラインとされている1日4000人を大きく下回っており、特急走行線区としては非常に厳しい数字となっています。

 今改正の普通列車大減便は、対象となった地元から反発がありました。そのような状況であったのに、さらに特急の減便、廃止が追加された場合、線区の存廃問題に直結するおそれがあり、対象となる線区からは普通列車減便以上の反発も予想されます。



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