「オホーツク」、編成変更の常態化

 2016.04.10

 特急「オホーツク」は今改正で2号車にキハ182-400番台(N183系)を連結するようになりましたが、1号車のキハ183-1550番台(NN183系)についても、特急「サロベツ」で使用する1555,1556の連結が相次いでいます。

 従来は1551~1554の4両体制でキハ183-104、キハ183-200番台、キハ183-
4550番台が予備車としてありましたが、「サロベツ」と車両を共通運用することにより、キハ183系0番台の老朽取替に伴う「オホーツク」の車両不足を軽減する狙いがありそうです。

 しかし、「オホーツク」のグリーン車の老朽化問題は厳しい状況となっています。実際、改正後もグリーン車の編成変更が発生しており、キロ182-9の充当やモノクラス編成で運用しています。これは非常に綱渡りの運用です。

 「オホーツク」の編成変更が常態化しているのは、キハ183系0番台の深刻な老朽化が背景にあります。キハ183系0番台は少なくとも数年前までに、淘汰されなければなりませんでした。2013年以降、全ての車両が車齢30年以上となっていたにもかかわらず、限界を超えた運用を行ってきました。その結果、近年は車両不具合に悩まされるようになり、車両検査等が重なった際には深刻な車両不足を招くようになりました。

 「オホーツク」が所定の編成で運用できなくなっているのは、明らかに正常な状態ではありません。しかし、キハ183系0番台は16年度と17年度の2年間で全廃しなければならず、老朽取替の対象は34両と大規模です。キハ183系0番台の老朽取替は、本来は17年度からとなっていた計画を1年前倒ししているのですが、今日の状況を見れば計画前倒しは正解であったようです。

 課題は「オホーツク」の運転本数とそれに必要となる車両の確保です。「オホーツク」はあまりにも長い間キハ183系0番台を使用してきました。そのため、老朽取替というのはどうしても大規模になってしまいます。また、1日1000人程度の線区で現行の1日4往復を維持するためには、基本4両編成を最低でも4本用意しなければならず、非常に非効率的な運用となっています。

 JR北海道は16年度事業計画で、地方線区のさらなる見直しに加えて都市間輸送の見直しも検討しています。具体的な列車名や線区は出ていませんが、「オホーツク」の編成変更の常態化は、現行の運転本数とダイヤでは所定の運用が難しくなっていることを現しており、運転本数の見直しは避けられないという見方もできます。

 最近、苗穂運転所や苗穂工場ではキハ182が4両も留置されており、8日の苗穂運転所では、夕方頃にキロハ182が3両も存在していました。これら車両を動かせれば、「オホーツク」のモノクラス編成は解消され、キハ183系0番台の車両不足は少しでも軽減されるはずですが、苗穂のキハ182-43は方向幕がありませんでした。

←網走
 1   2   3  増3  4 
 キハ 
 183 
1555
 キハ 
 182 
42
 キロ 
 182 
 キハ 
 182 
30
 キハ 
 183 
208
  自    自   指   G    指     指  
 74D,75D「オホーツク4・5号」
 2016.04.09

P91230065.jpg
 キハ183-1555
 2016.04.09

P91230068.jpg
 同上



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