「オホーツク」「サロベツ」の見直しが決定的

 2016.05.28

 JR北海道が特急気動車の老朽化や資金難を理由に、都市間特急列車の見直しを検討していますが、来春のダイヤ改正で「スーパー宗谷」「オホーツク」の一部と「サロベツ」の運転区間短縮が決定的となっているようです。

 まず、疑問なのは「スーパー宗谷」の見直しですが、「オホーツク」「サロベツ」の運転本数を維持するためという報道があります。なぜ「スーパー宗谷」が運転区間を短縮しなければならないのでしょうか。キハ183系気動車の保有車両数が減るのであれば、残念ではありますが「サロベツ」を廃止し、車齢が若い「スーパー宗谷」2往復で札幌~稚内間を維持することは可能です。

 もし、「スーパー宗谷」1往復と「サロベツ」が旭川~稚内間の運転となれば、札幌直通の特急列車は「スーパー宗谷」1往復しかありません。これであれば、札幌直通の「スーパー宗谷」2往復を存続、「サロベツ」廃止のほうがダメージが少ないように見えます。

 「オホーツク」についても、なぜ2往復が運転区間短縮で、残り2往復が現状維持なのかという疑問です。使用するキハ183系0番台は2017年度末までの全廃が決まっており、今後、急速に車両数を減らすことになります。これは先頭車、中間車、全く関係ありません。車齢や老朽化の状況に応じて廃車が進められる可能性があります。

 また、キハ183系0番台はブレーキ、エンジン、屋根上機器、床下機器と車両全体が老朽化しており、近年、不具合が多発しています。そのような状況で運転区間を短縮しただけで、運転本数を維持することが可能なのでしょうか。

 さらに懸念されるのは「オホーツク」の一部モノクラス化です。使用するキロハ182-2,3,4は今年度末までに各車、製造から35年を迎えるため、老朽廃車の優先順位が高くなっています。このため、旭川~網走間の2往復をモノクラス化し、グリーン車の運用を削減する可能性もあります。

 運転区間の短縮は、車両運用の経費削減にもつながる可能性があります。例えば「サロベツ」はダイヤの調整によって、1日2編成から1編成に減らすことも可能です。「オホーツク」は石北本線の所要時分の都合上、運用する編成は変わらないかもしれませんが、モノクラス化など編成両数の見直しによって、使用車両を削減することは可能です。

 JRは特急気動車の使用車両数が減る前提で、特急列車の見直しを検討しており、既に今改正から「オホーツク」「サロベツ」の共通運用拡大など、来春のダイヤ改正に向けた動きは少しずつ現れています。



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