函館運輸所のキハ40

 2016.06.10

 先日、苗穂工場で函館運輸所のキハ40-802を見かけましたが、塗装が少々すすけており、足回りも少しさびていました。もともとそういう塗装であったのかもしれませんが、長期の使用となっているキハ40形気動車の老朽化を目の当たりにしました。

 JR北海道はキハ40の老朽化を理由に、今改正で普通列車79本を見直しましたが、昨秋の見直し計画の公表以降、苗穂工場でキハ40を何度も見かけるようになりました。今年1月には屋根が雪に覆われた複数のキハ40を見かけたほか、道内各地から苗穂にキハ40が集まっているようです。

 苗穂工場でキハ40を見かけた際の車番は、偶然にも多くが700番台となっており、エンジンや変速機などを交換し、延命工事が行われている1700番台はそれほど見かけません。

 700番台は北海道専用の100番台をワンマン化した際に付与された番台区分です。このため、延命工事を施工している1700番台に比べて、キハ40の老朽取替が先行して実施される可能性がありますから、苗穂で見かけたキハ40は、車両検査ではなく、他の理由で来たという可能性も否定できません。

 函館方面は今改正で江差線が道南いさりび鉄道線に転換されたほか、キハ40の一部がいさりび鉄道に譲渡されました。また、函館本線五稜郭~新函館北斗間が電化開業し、733系電車による「はこだてライナー」が運行されており、さらに同線函館~長万部間で普通列車の見直しが実施されました。函館方面は今改正の一連の動きによって、一般気動車運用は事実上、大幅に縮小した形です。

 懸案となっているキハ40の老朽化についても、733系の投入により、函館~新函館北斗間の普通列車の大半が電車化され、函館方面の一般気動車運用は、森、長万部方面の直通列車が中心となりました。

 苗穂で函館のキハ40を見かけるようになったのは、函館方面の一連の動きと関係している可能性もあります。

P91230859.jpg
 苗穂工場の折り返し線に停車中のキハ40-802
 2016.06.07



広告


広告

広告

プロフィール

Author:dieseltrain


-

-