旭山動物園号、ヘッドマークや方向幕が消えた

 2016.06.22

 特急「旭山動物園号」は来月13日でリニューアルから丸3年となりますが、今年3月27日の運行以降は全く運行されず、使用するキハ183系気動車の5両については、編成が解体された上で、各車、修学旅行等の臨時列車に供用されていました。

 このたび、「旭山動物園号」のキハ183-3,4が函館から苗穂に戻ったようですが、少なくとも8月末まで、「旭山動物園号」の運行予定がありません。しかも、21日の苗穂運転所構内では、「旭山動物園号」が久しぶりに組成されていたのですが、どういうわけなのか、ヘッドマークや方向幕が消えていたのです。

 キハ183-4のヘッドマークは見えなかったのですが、キハ183-3,4、キハ182-46,47は方向幕が外されており、キハ182-48は確認できませんでした。しかし、見落としの可能性があったため、22日にあらためて、苗穂運転所で確認したところ、48の連結及び方向幕が外れていることを確認しました。

 -来年度の全廃に向けた動きか-

 キハ183系0番台を使用する「旭山動物園号」は、先頭車が1981年度、中間車が1983年度の新製となっており、キハ183-3,4は今夏、35年の経年を迎えます。キハ183-3,4は他の先頭車が老朽廃車や200番台となる中、現在も新製当初の車番を維持する車両です。

 昨年末ごろから0番台の一部で方向幕が外れ、「一休車」の札があるなど、全廃計画の一環と思われる動きが出ています。方向幕やヘッドマークが外れただけでは、運用を外れることになりませんが、0番台の車齢が全車、30年以上となっていることもあり、「旭山動物園号」の現状は、来年度の全廃に向けた動きの可能性もあります。

 -旭山動物園号の後継車両は-

 0番台は2017年度内の全廃が決まっているため、「旭山動物園号」の運行にも限界があります。現在、JRは「旭山動物園号」の後継車両について特に言及していませんが、運行取りやめとはなっていないので、今後、後継車両の計画が出てきてもおかしくありません。

 ところが、肝心の列車が少なくとも8月末まで全く運行されず、車両についても別の用途に使用されている状況であるため、「旭山動物園号」の廃止を懸念する声は少なくありません。

 「旭山動物園号」は特急気動車の運用となっていますが、運行区間が札幌~旭川間であるため、早い話が特急気動車である必要はありません。また、旭山動物園は石北本線東旭川駅が最寄り駅ですが、「旭山動物園号」が東旭川まで乗り入れたケースは少なく、実質的にいわゆる架線下ディーゼルの状態です。

 このような運行となっていることから、後継車両に特急電車を採用するということが可能ではないでしょうか。かつて、津軽海峡線で青函トンネルの観光列車として走った「ドラえもん海底列車」は、781系電車の一部を青函用に改造して使用していました。

 くしくも、今改正で津軽海峡線の青函用789系の運用が取りやめになり、今後、道央圏の特急列車に転用される見込みです。例えば、この一部を「旭山動物園号」の車両に転用し、キハ183系0番台の5両を置き換えれば、「旭山動物園号」の運行継続に望みがあります。

P91230948.jpg
 ヘッドマークがないキハ183-3
 2016.06.21
 苗穂運転所



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Author:dieseltrain


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