特急「オホーツク」運転再開

 2016.10.02

 8月の台風被害で不通となっていた石北本線上川~白滝間が1日、運転を再開しました。これに伴い、運休していた特急「オホーツク」も運転を再開し、石北本線の旅客、物流が正常化しました。

 上川~白滝間の運転見合わせの際、札幌~旭川間で臨時特急列車が1日4本運転されました。この臨時特急は、「オホーツク」の編成を使用して、「オホーツク1・2・7・8号」のダイヤで運転されたため、「オホーツク」と変わらない運用が行われていました。

 ところが、石北本線の代行バスに接続する臨時特急は1本(1号の時間帯)しかなく、臨時特急は石北本線の代行輸送と切り離され、事実上、道央圏輸送に徹していました。札幌~網走間の旅客輸送は、札幌~旭川間のL特急列車や宗谷本線の特急列車と接続することで維持されていました。

 臨時特急が道央圏輸送を中心としている点は問題ありません。なぜなら、「オホーツク」自体も道央圏輸送が中心となっているためです。1・2・7・8号の時間帯は、函館本線の停車駅が多くなっており、実質的に札幌~旭川間のL特急を補完する役割を持っています。宗谷本線の特急「スーパー宗谷1号」「サロベツ」も同様です。

 道央圏輸送が中心となっているデータもあります。例えば、4月に公表された2015年度の「オホーツク」の輸送量は、1日1000人以下となっていました。内訳は旭川~上川間778人、遠軽~北見間602人、北見~網走間301人となっており、それぞれ1991年度の半分程度まで減少しています。

 「オホーツク」は基本4両編成の場合、1編成あたり定員が213人となっており、1日8本運転されるので、1日あたりの定員は1704人となります。この数字で計算すると「オホーツク」の輸送量は、旭川で半分程度となり、網走は5分の1程度しかありません。石北本線の輸送密度についても、15年度は1日1000~1500人程度となっており、石北本線には厳しい数字が並びます。

 臨時特急の運転区間が旭川までとなっていたのは、実態に沿ったものではないでしょうか。仮に石北本線の上川まで運転しても、乗客の半分以上は札幌~旭川間の利用となるはずです。

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 上川~白滝間不通のため、網走方面で1か月以上とどまっていた「オホーツク」の4両編成が帰札
 2016.10.01



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Author:dieseltrain


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