道内の約半分が不採算線区

 2016.10.27

 25日の報道でJR北海道の廃止対象線区が明らかになりました。廃止が検討されているのは、札沼線北海道医療大学~新十津川間、根室本線富良野~新得間、留萌本線深川~留萌間の3線区です。

 -幹線が廃止対象-

 JR北海道が廃止した線区は、国鉄再建法で「特定地方交通線」に指定された線区が大半でした。しかし、近年は赤字ローカル線の見直しを行うようになり、2014年5月に江差線木古内~江差間が廃止されたほか、今年12月5日には留萌本線留萌~増毛間が廃止される予定です。この2線区はいずれも「地方交通線」です。

 今年8月、夕張市が石勝線新夕張~夕張間の廃止に同意し、「幹線」の線区が廃止されることが決まりました。道内で「幹線」の廃止例は1994年5月の函館本線砂川~上砂川間がありますが、これは夕張支線と同様に函館本線の支線でした。

 しかし、今回廃止が検討されている富良野~新得間は、「幹線」の本線上にあり、支線ではありません。また、いわゆる行き止まり線でもなく、空知方面と十勝方面を連絡する重要な線区です。富良野~新得間の廃止検討は、道内の赤字ローカル線に衝撃が走る事態といえます。

 -不透明感も-

 現在、台風の影響で根室本線東鹿越~芽室間が不通となっています。このうち上落合信号場~芽室間は年内の運転再開が検討されていますが、東鹿越~上落合(信)間は運転再開のめどが立っていません。

 この区間の復旧作業は少なくとも来春以降となるようですが、廃止対象線区の復旧作業が行われるのか不透明感も漂います。

 -半分が不採算線区-

 報道では「単独では維持することが困難な線区」についても合計9線区の見直しが明らかになっており、廃止対象の3線区と夕張支線を合わせた合計13線区の営業キロは1237.2kmとなります。

 これはJR北海道会社線の営業キロ(2568.7km)の約半分(48%)に相当します。道内の半分がいわゆる「不採算線区」となっており、抜本的な見直しは待ったなしのところまで来ているようです。



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