道東方面の特別企画乗車券

 2017.01.17

 2016年8月下旬の台風被害で、約4か月不通となっていた石勝線、根室本線トマム~芽室間が同年12月22日に運転を再開しました。

 しかしながら、直後の釧路方面(南千歳~トマム)の年末年始期間輸送実績(16年度)は、前年比29%減と大きく低迷した上、期間中の1日平均輸送量が特定地方交通線の基準を下回る結果となりました。

 JR北海道はトマム~芽室間の運転再開に合わせて、道東方面の旅行商品などを発売していますが、今月20日から、道東方面の旅行が便利になる特別企画乗車券が発売されることになり、道東方面の輸送量回復につながるか注目されます。

 このたび発売されるのは、ANA(全日本空輸)系列の航空会社2社とのタイアップによる「Peach ひがし北海道フリーパス」ならびに「バニラエアひがし北海道フリーパス」の2種類です。

 調べたところ、本乗車券は16年夏季にも発売されており、1人15,500円で5日間、フリーエリア内の優等列車、普通列車の自由席に乗り放題となっています。

 発売箇所は新千歳空港駅のみで、タイアップする航空会社2社のうち、いずれかの搭乗券がないと発売されません。本乗車券は利用客が限定されていますが、この航空会社を利用して道内を旅行する場合は、間違いなく超格安の乗車券となっています。

 -なぜ道央圏-

 特別企画乗車券には「ひがし北海道」の名称がありますが、フリーエリアは札幌、小樽といった道央圏が含まれており、函館方面や稚内方面以外は、実質的に道内主要都市間の特急列車自由席を5日間、乗り放題となります。

 疑問に思うことは、「ひがし北海道」でなぜ道央圏がフリーエリアに含まれるのかという点です。

 札幌、小樽、旭川、富良野は道東地域ではありません。しかも、冬季は道東方面の流氷観光と並行して、さっぽろ雪まつり、小樽雪あかりの路、旭川冬まつりなどが「競合」しています。

 道央圏がフリーエリアになっていることで、本乗車券の目的と、実際の行動が異なる可能性もあります。そうなると「ひがし北海道」の名称は形骸化し、単なる周遊券のような形となってしまいます。

 やはり、「ひがし北海道」と冠しているからには、フリーエリアを道東方面に限定し、道央圏は別の企画乗車券、道東方面は本乗車券とすることが、地方線区の活性化につながるのではないでしょうか。



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