函館方面の輸送力見直し

 2017.02.23

 20日、交通新聞社の「北海道時刻表」2017年3月号が発売されました。

 今号は2017年3月4日ダイヤ改正全時刻を掲載。同時にタイトルをこれまでの「道内時刻表」から「北海道時刻表」に変更しました。また、内容も大幅にリニューアル。時刻表の文字が大きく、見やすくなりました。

 3月改正の実施内容は、昨年12月のプレスリリースで明らかになっていますが、今号では、新たに「スーパー北斗」の一部で編成両数の見直しが行われることが判明し、改正後の函館方面は、現行の輸送力を下回る見込みとなりました。

 内容としては、現行で基本8両編成となっている「スーパー北斗」(キハ261系気動車)について、改正後は1両減車した同7両編成となり、ほかの「スーパー北斗」(キハ281系気動車)、「北斗」(キハ183系気動車)と基本編成を統一化します。

 3月改正では「北斗19・6号」が「スーパー北斗19・6号」(キハ261系)に置き換わり、当列車は輸送力が増強されます。ところが、「スーパー北斗」6本で減車となるため、改正後の函館方面は、4両分の輸送力が減ることになります。

 来月26日に開業1年を迎える北海道新幹線は、16年3月26日の開業から好調な利用となっており、特に道南地域で経済効果が高いようです。開業半年の本州方面の平均輸送人員も、前年比77%増でJR北海道の想定を上回る利用がありました。

 函館方面の輸送力強化は、新幹線連絡のキーとなっているはずです。その函館方面でなぜ、輸送力の見直しが行われるのでしょうか。

 今回の見直しは、新幹線効果の「限界」を暗示しています。新幹線開業後の道内主要3線区の多客期輸送実績は、全ての期間で新幹線効果がほとんどないことを示してきました。

 このうち新幹線関連線区の函館方面は、開業から間もない大型連休以外は、前年比でほぼ横ばいの状態となっており、新幹線効果がほとんどありませんでした。旭川方面や釧路方面は「蚊帳の外」です。

 これでは「スーパー北斗」の減車もやむを得ません。



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Author:dieseltrain


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