エアポートの増発計画

 2017.06.02

 本日の道新朝刊経済面で、JR北海道が「エアポート」の増発に向け、新たに4編成分の車両24両を発注したと伝えました。JR北海道は2017年度事業計画で、「エアポートの輸送力増強に向けた検討を進める」ことを表明しています。

 近年、インバウンドの増加などにより、新千歳空港駅の利用人員が伸びており、14年度に年間1000万人を突破。15年度は10年度比で約3割増加しました。

 これにあわせて「エアポート」の混雑が激しくなってきており、JR北海道は14年夏から「エアポート」にロングシート車両を投入し、混雑緩和を図ってきました。

 「エアポート」の増発には100億円以上の事業費が必要とされており、20年春のダイヤ改正で毎時5本、12分間隔の運転を実現する計画です。

 -設備投資の明暗-

 JR北海道は「選択と集中」の経営方針です。「エアポート」の増発は約3年後になりますが、投入する車両をさかのぼって新製するというのは、やはり、車両の計画は短期的ではなく、当然ながら中期、長期の考え方です。

 道内では「維持困難線区」の一部で存廃問題が浮上しています。地方線区の車両は全体的に老朽化しており、更新が迫っている車両が多くあります。しかしながら、更新されるのは札幌圏や都市間が中心で、地方線区に資金が積極的に投じられることはありません。

 JR北海道は特急気動車の更新を函館方面に集中しており、一般気動車の更新については、ようやく今年度から行われることになりました。

 収益が見込める線区は積極的、収益が厳しい線区は消極的。設備投資の明暗が分かれた形です。

 -本拠地移転-

 先月30日からプロ野球の交流戦がスタートし、全国各地で盛り上がっています。さて、地元のファイターズは札幌ドームを本拠地としていますが、サービス面などを強化するため、新たに自社で球場を建設し、将来的には札幌ドームから移転する方針です。

 本拠地移転は確実とされており、移転先の候補地として、北広島市共栄の市有地、札幌市豊平区月寒東の共進会場付近、同市北区の国立大学用地が挙げられています。

 北広島、札幌ともに球団と交渉を行っています。北広島が先行し、札幌は出遅れましたが、双方に課題があります。北広島は集客力。札幌は大規模用地の確保です。そこに今回、「エアポート」の増発計画がスタートしました。

 北広島は千歳線上野幌~北広島間に新駅の設置を検討しており、「エアポート」の増発は、本拠地移転の動向に影響する可能性もあります。



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Author:dieseltrain


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