札樽トンネル

 2017.07.03

 北海道新幹線手稲トンネルが札幌駅手前まで延長され、札樽トンネルに変更されることになりました。小樽~札幌間はトンネルしかないという実に味気ない区間となってしまいます。

 札幌延伸区間は約70%がトンネルとなる計画ですが、残念ながら味気ない車窓が続いても、手稲トンネルを抜けて車内から「道都」の姿を見れば、乗客も感慨ひとしおではないかと思うのです。

 函館本線の上を新幹線が駆け抜け、その下を空港連絡の「エアポート」が快走する。そのような風景を期待していました。

 しかし、これでは北海道新幹線の「モグラ化」に拍車がかかり、札幌では約1kmしか新幹線が見えません。期待していた鉄道ファンもがっかりではないでしょうか。

 札幌延伸区間は10kmを超える長大トンネルが7箇所あり、約18.8kmの手稲トンネルは、最長の渡島トンネルの約32.7kmに次ぐ長さです。それがさらに延長されて、札樽トンネルの約26.2kmとなります。

 手稲トンネルの延長は札幌市街地区間(函館本線沿線)の沿線地域に配慮するためで、首都圏の騒音問題が札幌でも起こる可能性を見越したのかもしれません。また、住宅地が広がる発寒付近や桑園付近の用地買収も大変であるようです。

 現在、札幌駅の位置が決まっていません。桑園~札幌間は旧函館本線の用地が遊歩道として整備されていますが、新幹線がその上を駆け抜けるとしても、札幌駅にはどのように入り、そして折り返すのか。この辺についても今後、進展があると思われます。

 手稲トンネルのほか、長万部駅付近の高架化が明らかになりましたが、これは国道5号線などの立体交差が難しいので、新幹線を高架化し、長万部も地平駅から高架駅になるようです。

 長万部は函館本線と室蘭本線の分岐駅なので、高架化によって、交通結節点としての機能強化が期待されます。



広告


広告

広告

プロフィール

Author:dieseltrain


-

-