「ニセコ」ブランド力の差

 2017.07.19

 JR北海道は、8月31日から9月12日まで合計12日間、札幌~函館間で「ニセコ」を運転します。

 「ニセコ」は従来、ニセコ車両を使用していましたが、今期はキハ183系気動車(0番台)の4両編成となり、急行時代に使用していたヘッドマークを掲出する予定です。

 また、上下列車ともに途中の新函館北斗で新幹線「はやぶさ」と接続するほか、上りの函館行きのみ余市、長万部で地元の特産品を販売し、一部運転日にはご当地キャラクターがホームでお出迎えします。

 -キハ183系0番台-

 「ニセコ」で使用するキハ183系0番台は、2017年度末の全廃が決まっており、観光列車の「旭山動物園号」の編成も今年度限りで引退します。

 今期の運転計画を見て思うのは、09年秋のキハ183系国鉄色の引退です。

 当時、キハ183系国鉄色の4両編成が、道内各地を「ミッドナイト」「おおぞら」「おおとり」「北海」で一周しました。その後、国鉄色の編成が運用を外れたため、結果的に道内一周が最後の雄姿となりました。

 0番台はグリーン車など一部が「オホーツク」「大雪」の定期運用に入っているため、全廃の時期は年度内になると思いますが、「ニセコ」の運転が一区切りになる可能性もあります。

 -ブランド力の差-

 函館本線(小樽経由)の優等列車は、「ニセコ」が定着していますが、12年8月から数年間、「ヌプリ」「ワッカ」(13年8月から)が小樽経由で活躍していました。

 しかし、この2列車はいつの間にか運転されなくなりました。アイヌ語で山を意味する「ヌプリ」、川を意味する「ワッカ」は、まさに小樽経由を走る列車にふさわしい愛称でしたが、消滅したことは大変残念に思います。

 小樽経由の観光列車が「ニセコ」に回帰したのは、まさにブランド力の差ではないでしょうか。

 確かに「ヌプリ」「ワッカ」は小樽経由の愛称にふさわしいですが、山や川は道内各地にあり、ニセコエリア特有の愛称ではないかもしれません。

 その点、「ニセコ」は急行時代から一貫して地域密着型の愛称であり、羊蹄山、ニセコアンヌプリに挟まれた函館本線を走破する列車として、やはりブランド力、知名度の違いがあると思います。

 ニセコエリアはインバウンドにも人気が高い観光地で、積極的な観光開発が進められています。観光列車も「ニセコ」を前面に押し出すほうが有利なのでしょう。

 「ニセコ」の運転は、函館本線を大いに盛り上げてくれるはずです。



広告


広告

お知らせ

いつもごらんいただきまして、ありがとうございます。

このほど、60万アクセスを達成しました。

今後も当ブログをよろしくお願いします。

広告

プロフィール

Author:dieseltrain


-

-