オイルターミナルの施設解体

 2017.09.01

 現在、札幌貨物ターミナル駅に隣接する日本オイルターミナルの施設解体が進められています。

 道内の石油輸送が2014年5月末で終了したため、翌年から油槽所などの解体がスタートしましたが、石油輸送終了後も油槽所には時折タンクローリーが出入りするなど、当面は油槽所の機能があったようです。

 油槽所の解体作業はそれほど長続きせず、その後は目立った動きがありませんでした。

 先月20日にオイルターミナル付近を通ったところ、構内に複数の重機が入っており、解体作業が再開されたようでした。後日あらためて確認しましたが、油槽所1基が解体されており、次の油槽所の解体に移っていました。

 また、石油製品をタンクローリーに投入するための施設にも「足場」が組み立てられており、本格的な解体作業となっているようです。

 10分程度解体作業を見ていましたが、油槽所が豪快に解体されていくところを目の当たりにしました。もう二度と北海道でタンク列車が走ることはないのです。

 -レールゲート構想-

 JR貨物は16年度に発足以来初の鉄道事業黒字化を達成しました。今年3月にグループの5か年計画(17~21年度)を公表し、持続的な利益の確保、さらに将来の株式上場を目指す方針を示しました。

 5か年計画の重点戦略のひとつに「マルチテナント型物流施設 レールゲート」の構想があり、JR貨物初のマルチテナント型物流施設として、東京貨物ターミナル駅構内に建設されます。19年8月にWEST、21年10月にEASTがそれぞれ完成予定となっています。

 JR貨物は今後、「レールゲート」の名称をブランド化し、札幌(タ)OT跡地を始め、全国の主要都市での展開を検討しています。注目は、札幌(タ)OT跡地を将来的に「レールゲート」に転換する可能性があることです。オイルターミナルの油槽所解体は、転換に向けた動きかもしれません。

 札幌(タ)周辺は流通センターと呼ばれており、道内の物流拠点となっています。しかし、流通センターは来年で50年となるほか、札幌市郊外の東雁来地区にも近年、物流拠点が相次いで建設されており、全体的に施設の老朽化が進む流通センターの限界も見えてきました。

 札幌(タ)に「レールゲート」が実現すれば、道内の鉄道輸送が大きく変わる可能性を秘めています。

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 施設の解体作業が進む日本オイルターミナル構内
 2017.08.31



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