稚内方面、網走方面、厳しい車両運用

 2017.11.13

 最近、稚内方面を走る「宗谷」「サロベツ」の車両変更が相次いでいます。

 稚内方面は今年3月のダイヤ改正で「スーパー宗谷3・2号」、「サロベツ」の運転区間を短縮し、「サロベツ」に使用するキハ183系気動車をキハ261系気動車に取り替えました。

 札幌直通列車が「宗谷」、旭川発着が「サロベツ」となり、使用車両がキハ261系に一本化されました。一方でキハ261系14両で、改正前の3往復を維持するため、稚内方面の車両運用がより厳しくなる結果につながりました。

 -苗穂運転所で目撃-

 先週の苗穂運転所で、キハ183系0番台4両とN183系の中間車1両の合計5両編成を目撃しました。札幌方から4両目にキロ182-9が連結されており、先頭車はいずれもスラントノーズ(200番台)でした。

 見かけた時間が16時ごろだったので、「オホーツク」「大雪」の編成ではないかと思いましたが、グリーン車が遠軽方から2両目に連結されていたので、なぜ逆編成で運用するのかと疑問に思いました。

 それからまもなく「オホーツク3号」の編成が苗穂運転所の車庫から出庫し、当該編成に横付けされたので、キロ182-9を含めた編成は、「オホーツク」「大雪」の編成ではありませんでした。

 その編成が「宗谷」「サロベツ」の代走に充当することが分かったのは、9日のJR北海道の列車運行情報で「宗谷」の使用車両変更を知り、一連のことを調べてからでした。

 -厳しい車両運用-

 キハ183系0番台の2017年度内引退については、「残念」で終わるような話ではないと思います。

 稚内方面はキハ261系の一本化によって、当面の老朽化問題は解決できましたが、18年度以降、網走方面の使用車両だけでなく、臨時列車等に充当する車両がさらに減ってしまいます。これまでのような組成は、当然できなくなります。

 後継はN183系やNN183系になると思いますが、国鉄末期に新製したN183系は車齢31年、JR北海道が中心となって新製したNN183系は車齢25年以上です。

 しかも、N183系やNN183系は保有車両数が多くありません。例えば全車、「オホーツク」「大雪」に転用した場合でも、N183系は数年程度、NN183系は10年以内が運用のめどになると思います。

 特に網走方面は、キハ183系に代わる新型特急気動車の投入が急務となっていますが、昨年11月に石北本線が維持困難線区に指定され、上川~網走間の16年度輸送密度が1日1000人未満に転落しました。新型特急気動車の投入はさらに遠くなったようです。

 今年3月改正から使用車両を減らされた稚内方面や網走方面は、キハ183系0番台の引退後、一層厳しい車両運用となる可能性があります。

 現行の運転本数を維持するためには、運用車両の拡大しかありません。そして、地方線区の維持と合わせて、特急気動車の老朽化対策、これが重要な課題です。

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 2017.11.07
 苗穂運転所
 稚内方から2両目にグリーン車(キロ182-9)、4両目にN183系を連結



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