札幌~帯広間、都市間高速バスの増便

 2018.04.21

 都市間高速バス「ポテトライナー」(札幌~帯広)が、6月2日にダイヤ改正を実施します。20日の地元ブロック紙が報じました。

 改正内容は、現行の1日10往復から、土日祝日に2往復増便し、最大で1日12往復となります。ビジネス、ショッピングの利用が好調で、土日祝日に臨時便を運行することが常態化していたそうです。

 「ポテトライナー」の増便は、JR北海道の特急列車に影響する可能性があります。

 JR北海道は先月17日のダイヤ改正で、「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」の編成両数を見直しました。「スーパーおおぞら」は全列車基本6両編成。「スーパーとかち」は全列車基本4両編成となりました。改正前からそれぞれ1両の減車です。

 帯広、釧路方面は道東自動車道の影響を受けており、JR北海道は「ネット割引」などに力を入れていますが、都市間高速バスの台頭に厳しい戦いとなっているようです。

 6月の増便は札幌~帯広間の直行便で、所要時分が3時間25分となっています。この区間を全列車2時間台で走る特急列車に比べて、30分以上遅れています。音更経由、芽室経由の便は1時間近く遅れます。

 全体的にも鉄道優位に見えますが、高速バスの台頭は、いったいなぜでしょう。

 札幌~帯広間の特急列車は、片道7220円(指定席利用)となります。一方で「ポテトライナー」は片道3770円、往復でも7130円です。JRの片道利用の価格で、高速バスが往復利用できます。

 車内サービスも特急列車のグリーン車に負けない3列シート。「ポテトライナー」はWi-Fiサービスが提供されており、退屈な時間は少ないかもしれません。

 鉄道も負けていません。JR北海道は「乗車券往復割引きっぷ」を発売しており、札幌市内~帯広間が往復7150円となっています。通常は往復8640円ですから約2割引です。しかしながら、このきっぷは乗車券のみで、さらに特急券などが必要です。

 また、JR東日本の「えきねっとトクだ値」を利用した場合は、札幌~帯広間の片道が最大45%引きとなります。片道3960円は「ポテトライナー」に負けない価格です。残念であるのは、このサービスがインターネット限定となっていることです。しかも割引率が高い特急列車が限られています。

 所要時分が鉄道に比べて30分以上遅くても、割安の高速バスを選択する。「時間を買う」のではなく、少しでも節約したい。そのような傾向があるのでしょうか。



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Author:dieseltrain


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