札沼線「まちもの語り」

 2018.05.17

 16日のNHKニュースは、札沼線(北海道医療大学~新十津川)沿線自治体の月形町が、線区の廃止を受け入れる方向と報じました。来月中に最終的に決定されるそうです。

 JR北海道の線区データを見ると、石狩月形駅は線区で一番利用が多く、北海道医療大学~石狩月形間は線区最大の利用があります。線区が廃止された場合、最も打撃を受けるのが月形です。

 月形の意向は、ほかの沿線自治体(当別町、浦臼町、新十津川町)の方針にも影響するはずです。

 -まちもの語り-

 JR北海道は2017年度から「~地域再発見ツアー~ 『まちもの語り』シリーズ」を展開しています。

 「まちもの語り」は、地域密着の観光企画となっており、昨年10月下旬に第一弾として、夕張市で「夕張まちもの語り」が2度開催されました。

 18年度は第一弾として、7月上旬から中旬にかけて、札沼線沿線自治体4町との合同企画で、日帰りバスツアーが実施されます。共通のテーマは「語りびと」が伝えるもうひとつの開拓の歴史です。

 7月4,6日に「新十津川・浦臼まちもの語り」、7月10,12日に「当別・月形まちもの語り」が開催されます。また、9月上旬に夕張で第二弾の開催が予定されており、増毛町でも10月中旬に「増毛まちもの語り」が予定されています。

 「まちもの語り」は、ツアーの大半が鉄道利用ではなくバス利用となっています。札沼線のツアーも札幌発着のバス利用です。これは、概念が鉄道利用だけにこだわらず、新たな角度からの地域再発見をしていくためです。

 「まちもの語り」の企画地域は、今のところ夕張市、札沼線4町、旧留萌本線沿線自治体の増毛となっています。これに共通するのは、鉄道からの転換です。

 近い将来鉄道が消える街と、鉄道が消えるかもしれない街。そして、鉄道が消えた街です。

 昨年の夕張の企画は、2度の開催日が満席で実施されたそうです。夕張の企画では、一部に夕張支線(清水沢~夕張)の鉄道利用がありましたが、全体的にはバス利用となっていました。

 鉄道がなくなれば、地域が衰退する。確かにそうかもしれません。しかし「まちもの語り」は、その考えを変える力があるようです。



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Author:dieseltrain


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