網走方面転用、長い準備期間

 2018.06.03

 今月30日をもって、キハ183系気動車(0番台)の運用が完全に終了します。0番台を使用する「オホーツク」「大雪」は7月1日(一部列車は6月30日)から、「北斗」用車両の転用とあわせて、N183系およびNN183系の新編成で運用されます。

 0番台は1979年度の量産先行車(900番台)投入から38年以上の長期運用となります。量産車の0番台は1981年度から登場しましたが、これも37年近い長期運用です。

 これほど長期間の運用が可能となったのは、やはり、キハ183系の設計が北海道の気候、線区の事情に合致していたのでしょう。

 -網走方面の試運転-

 0番台の大半が2017年度末までに引退しましたが、「オホーツク」「大雪」に使用するキロハ182(合造車)が残りました。0番台が17年度内の全廃とならなかったのは、何か理由がありそうです。そのひとつが「北斗」用車両の転用です。

 今年3月17日のダイヤ改正で、函館方面からキハ183系の定期運用が終了。これに伴い「北斗」用車両は順次、函館運輸所から苗穂運転所に移動しました。その際、編成両数を見直した上で、網走方面において試運転が実施されているようです。

 試運転の編成を見かけたのは、5月22日でした。見直し前の「オホーツク4号」の時間帯で、苗穂を通過するキハ183系(4両編成)を発見。当該編成は札幌到着後、折り返しで苗穂運転所に入区しました。

 当該編成は、遠軽方からキハ183-6101、キロ182-7551、キハ182-7555、キハ183-9561でした。ヘッドマークおよび方向幕は「回送」を掲出していました。

 -長い準備期間-

 「北斗」用車両の網走方面転用は、なぜこれほど時間を要するのでしょうか。

 09年10月1日のダイヤ改正で、NN183系4両(キハ183-1551~1554)が「オホーツク」に投入されました。これは改正前日まで「とかち」で活躍した車両でした。一方で「北斗」用車両は、転用まで長い準備期間となっています。

 まず、「とかち」用車両は、従来の最高速度120km/hの仕様となっており、0番台と併結できました。これが早期の転用につながりました。その後も同様の事例で「サロベツ」用車両や、「北斗」用N183系の一部が網走方面に転用されました。

 「北斗」用車両は、NN183系が最高速度130km/h仕様に改良されており、従来の車両と併結できません。また、キハ261系気動車と同じエンジンに換装しており、0番台とは仕様が大きく異なります。

 函館から札幌まで車両を送り込む。さらにメンテナンスを行って、網走方面で試運転。これでは転用まで4か月近くかかるのが当然です。



広告


ブログ名称の変更について

いつもありがとうございます。

2018年10月1日より、ブログ名称を変更いたしました。

変更の理由は、記事の内容および更新回数を考え、「気動車情報」の名称はふさわしくないと判断したためです。

引き続き当ブログをよろしくお願いいたします。

広告

プロフィール

Author:dieseltrain


-