札沼線月形町が廃止容認

 2018.06.22

 札沼線(北海道医療大学~新十津川)の廃止が現実味を帯びてきました。18日、線区最大の利用がある月形町が廃止を容認したためです。

 札沼線の廃止でもっとも困るのが月形です。月形の意向は大変重要となります。ほかの沿線自治体3町(新十津川、浦臼、当別)も同調する可能性が高くなっています。

 JR北海道は、輸送密度1日200人未満の5線区について、すべて廃止、バス転換が最終目標にあります。石勝線夕張支線(新夕張~夕張)が第1号として、2019年4月1日の廃止が決まりました。

 札沼線の廃止はやむを得ないでしょう。やはり、輸送密度が極端に低いことですが、これは最近のことではありません。1980年度の時点で国鉄再建法のバス転換基準を下回っていました。

 札沼線は国鉄再建法で地方交通線となりました。当時、輸送密度1日4000人未満で、特定地方交通線の基準にありましたが、「ピーク時の乗客が一方向1時間あたり1000人を超す」という理由で、廃止対象から除外されていました。

 これは桑園(札幌)~新十津川間の輸送密度となりますが、石狩当別を境とした場合、石狩当別~新十津川間が特定地方交通線に指定されたはずです。

 鉄道統計年報の2015年度を調べると、札沼線は輸送密度1日6607人となっていました。JR北海道は医療大学を境としているので、同年度の輸送密度は、桑園~医療大学間が1日17359人、医療大学~新十津川間が同79人となります。

 国鉄再建法の基準であれば、北海道医療大学~新十津川間の廃止はありえません。



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Author:dieseltrain


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