開業3年目も序盤から振るわない

 2018.07.18

 北海道新幹線は開業後1年間で、229.2万人の利用がありました。これは在来線時代(2015年度)から64%の増加でした。1日平均6300人の利用は、JR北海道が想定した1日平均5000人を上回りました。

 開業1年目は誰もが「満点」と評価するでしょう。しかし開業2年目は、181.9万人、21%の減少となりました。

 開業効果の反動があったようですが、4~12月まで9か月連続で2割前後の減少を記録しました。前年比で増加したのは2月のみでした。

 また、1日平均5000人の利用は、想定の水準まで下がってきました。在来線時代と比較した場合の「貯金」も、少しずつ減っているようです。

 開業から2年連続で赤字となるなど、3年目は「勝負の年」と評されていますが、開業3年目も序盤から振るわないようです。

 4~6月の実績を調べたところ、4月の利用は前年比12%減、1日平均4000人、乗車率21%。5月の利用は前年比14%減、1日平均5100人、乗車率26%。6月の利用は前年比11.8%減、1日平均5500人、乗車率28%となっていました。

 4月の乗車率は、例年冬季並みの水準しかありません。5月と6月の乗車率は、開業から初めて3割を下回りました。

 在来線時代から見れば、新幹線の利用は好調かもしれません。しかし開業時と比較した場合はどうでしょう。4~6月のいずれも3割程度の減少となっています。

 今から30年前、「青函トンネルブーム」がありました。1988年度の本州方面は、年間300万人を超える利用となりましたが、開業効果は長続きしませんでした。1990年代後半ごろに年間200万人を下回り、在来線末期は1988年度からほぼ半減していました。

 「青函トンネルブーム」の際は、開業から10年で約100万人減少しました。新幹線は開業から1年で、約47万人減少しました。

 北海道新幹線は「ブーム」だったのでしょうか。



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