青函共用走行区間のメンテナンス工事

 2018.09.01

 JR北海道は、青函共用走行区間のメンテナンス工事を行うため、本日から当面の間、一部列車の運転時刻を変更します。工事日には、新幹線1本、「スーパー北斗」5本、普通列車18本、貨物列車22本が影響を受けます。

 なぜ、共用走行区間の工事で、在来線の影響が大きいのでしょうか。理由のひとつに貨物列車の存在があります。貨物列車は工事日に、下り7本、上り15本を対象として、最大5時間22分(322分)の時刻変更が見込まれています。

 しかも、4月24日から函館本線渡島砂原経由(大沼~森)の徐行運転区間が拡大されており、貨物列車は当該線区の約6割の区間で、45km/h以下の徐行運転を実施しています。

 上り貨物列車の影響が大きいのは、渡島砂原経由の減速運転も関係している可能性があります。

 また、普通列車の時刻変更は、道南いさりび鉄道、函館本線(長万部~函館)、室蘭本線、千歳線と広範囲です。これも貨物列車の時刻変更が影響していると見ていいはずです。

 今回の工事は、三線軌条のうち在来線レールの交換。共用走行区間の架線等の交換が中心となっており、1日のNHKニュースでは、「一連の工事は1年程度かかる」と紹介しました。

 早めの安全対策のようですが、これは大変すばらしいことです。しかし気になるのは、近い将来、共用走行区間において、新幹線のスピードアップが図られる可能性です。

 新幹線のスピードアップは、新幹線が有利になる条件です。その一方で共用走行区間のメンテナンス工事、さらに更新工事が重要となってきます。

 現行の新幹線は、三線軌条の標準軌を在来線並みの速度で走行しています。これが「通常」の速度で走行した場合、どうなるでしょうか。レールの老朽化、劣化のスピードが変わってくるかもしれません。

 新幹線は開業から2年続けて赤字を記録しました。新幹線が経営の柱であることは確かです。しかしその分、安全対策費用の負担も大きくなってしまいます。

 やはり、レールを「いたわる」ことが重要ではないでしょうか。渡島砂原経由の徐行運転も、路盤が脆弱であること、そして貨物列車の走行を考慮しています。



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