寝台特急列車の衰退


 先週、寝台特急「あけぼの」が来春のダイヤ改正で廃止され、寝台特急「北斗星」は2015年度中の廃止、臨時列車化が検討されていることが判明しました。24系客車の老朽化や他の交通機関との競合で、乗客が減少していることなどが理由です。

 -当てが外れた-

 「北斗星」の廃止、臨時列車格下げが現実味を帯びる中、惜しむ声は鉄道ファンだけではありません。

 2015年度末に予定されている北海道新幹線開業で、江差線木古内~五稜郭間がJR北海道から経営分離され、北海道庁と沿線3市町(函館市、北斗市、木古内町)が出資する第三セクター鉄道が経営を引き継ぎます。

 この第三セクターは、当初から赤字が予想されているため、収入源の一つとして、「第三セクター線を通過する鉄道事業者からの線路使用料」を見込んでいます。

 しかしながら、「北斗星」の廃止、臨時列車化となれば、収入が減ることになり、第三セクターの経営計画に影響を及ぼすことは必至です。今年8月に寝台列車の存続を要望していた道庁や沿線自治体ですが、厳しい現実を突きつけられた形です。

 -豪華列車も廃止検討-

 「北斗星」は多客期の臨時列車に格下げする一方、「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」についても、2015年度末の廃止が検討されているようです。

 新幹線が主力となった今、速度の遅い夜行列車は敬遠されるようになり、全国的に夜行列車の廃止が相次ぎました。道内では「北斗星」の1往復減便、「エルム」などの臨時列車が廃止されたものの、東京方面、関西方面の寝台特急は存続し、一線を画していました。

 道内では無縁と思われていたことですが、新幹線と競合する寝台特急は、その役目を終えるときが来たのかもしれません。




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Author:dieseltrain


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